こころゆるめる日々のヨーガ〜ヨーガを練習する人って何を食べてるの?
朝晩は涼やかに秋の気配を感じられるようになりましたね。
一方で私が住んでいる関西を始め、まだまだ日中は夏のような暑さが残る地域も多いでしょう。
買い物に出かけると、秋の食材を見かけるようになりましたが、夏の暑さでいまひとつ手が伸びなかったりしてます。
この時期は、消化力が一年で一番低くなる夏を過ぎて、徐々に消化力が戻ってきます。
まずは乾いたカラダへ潤いを足していくように、桃や梨など秋の果物から食卓へ。
日中にカラダが受け取って溜め込んだ余分な熱や水分を代謝して、カラダの外へ出すような夏の食物も同時に上手に摂りながら、少しずつカラダを整えていきましょう。
秋の食生活については、また改めて書きますね。
今日は、食の話の中でも、ヨーガに触れ始めた方が疑問に思われるだろうこと~ヨーガを練習する人は何を食べてるの?について、私の場合・・・を書いてみようと思います。
肉類は食べますか?
一つ目、よく尋ねられるのは、この問いかけです。
インド人の恩師は、生まれた時からヴェジタリアン生活が可能な状況で育っているので、全く肉類は食べません。
魚類を食べているところも、私は見たことがありません。
外食をする時は、ヴェジタリアンのお店を紹介するサイトやアプリを参考にしているようです。
日本人でも、ヨーガの練習をする人の中には、肉類を食べないという方はいらっしゃいます。
ヨーガ哲学の中で、守るべきこと、薦められる生活の規範として、Ahimsa~非暴力と和訳されるものがあります。
世界や社会といった大きな枠組みで見た時には、インド独立の父と言われ、イギリスからのインド独立運動を指導したマハトマ・ガンディー氏が「非暴力不服従」を提唱し実践したことで有名ですね。
それをもっと身近な私たちの生活~食事へと眼差しをむけてみると、「殺されることを嫌がっているものは食べない」という選択へと繋がっていきます。
死を迎えることは、どんな存在でも恐れを感じ、避けたいと思うだろうこと。
それが、肉体の衰えや綻びを感じ、その時期を迎えていると知って迎える場合ではないなら、なおさらでしょう。
強制的に死を迎える時の感情が、食材に宿っていると感じたり、考える人たちもいます。
そのために、ahimsa〜非暴力の視点から、肉類は食べないという食生活を選ぶ人がいるのです。
私自身は、好んで食べることは少ないと、この問いかけには答えます。
私の場合は、ヨーガの哲学に触れる前から、肉類を食べることを減らす傾向にありました。
肉類を食べると、太る・・・そう思ってたから。
そして、ダイエットの一環として、肉類を使って料理するところを、大豆製品にどんどん置き換え、肉類を食べることを減らしました。
暫く続けていると、カラダが軽い、楽だなと感じ始めたのです。
それで、段々と肉類を食べなくても平気になって、食べないことが自然になりました。
ヨーガのポーズ(asana)を練習する時は、空腹が勧められますし、その方がカラダがスムースに動く感覚も知っています。
そして、ヨーガの練習後は、全身にプラーナと呼ばれる生命力が満ちて巡っているのだと思いますが、食欲をあまり感じない時も多いのです。
又、野菜を中心にした食事の方が、カラダが楽で負担が少ないように感じますし、今は、敢えて肉類が食べたいと思わなくなっています。
性格が穏やかになったかどうかは・・・今でも自覚はないです。
こころは動き、変化することが自然なので、いろんなことに反応して、様々な感情を経験するし、その中には瞬間的な怒りもまだまだありますから笑
一つ、面白い話を聞いたことがあります。
女優の夏木マリさんが、肉類を食べない日々を過ごしたことがあるそうです。
そうすると、彼女の中では激しさや強さといった、彼女の大切な一部分が消えてしまった、無くなってしまったような気がしたそう。
こんな話を聞くと、確かに攻撃性や激しさは減るのかもしれませんね。
私自身、激しさや強さが必要な時に、敢えて摂る時もありますし、「食べたい」と思う時は、どう考えても激しい感情に囚われている時だったりします。
まだまだ修行が足りませんね笑
肉類も、比較的消化しやすい部位や種類、脂肪など消化に時間がかかるものを多く含む部位や種類などいろいろですよね。
私たち日本人は、明治以降に肉類を常食するようになったので、カラダに負担がかかりやすいかもしれませんが、それでも今の私たちのカラダや生活に必要な要素が含まれているとも言われています。
ご自分のカラダと相談しながら、必要な時に、必要なだけ、無理なく摂り入れるのが一番いいなと私は感じます。
だから、ヨーガを練習するなら、肉類は食べないでとは言いません笑
どうぞ安心してくださいね。
・乳製品や卵は食べますか?魚は食べますか?などなど・・・
食べます、摂ります笑
魚類も、私は無くても平気で、1日、1週間・・・気づいたら摂ってないってこともあります。
卵も、そんなに頻繁に食べる方ではない気がします。
乳製品は、カフェオレやミルクティー好きなので、牛乳は冷蔵庫に入っています。
豆乳に置き換えた方がいいだろうなと思って、一時期置き換えていましたが、今は元に戻しました。
カラダに必要だと感じたら、豆乳に置き換えても大丈夫、平気と知っているので、必要な時に選ぶし、選ぼうと思っています。
そういえば料理をするときは、牛乳を豆乳に変えることが多いです。
それも、食べた後にカラダが楽だから選んでいること。
ただ、チーズも食べますが、ヨーグルトはあまり食べません。
女性は好きと一般的に思われているヨーグルト。
元々持っているドーシャの傾向もあって、実は酸味が苦手。
そしてヨーグルトには粘性があるので、消化に時間がかかるからというのが理由です。
又、果物とヨーグルトを合わせて食べるイメージは強いですが、実は果物と乳製品を一緒に摂ることを、アーユルヴェーダは薦めていません。
それは例えば蜜柑と牛乳を一緒に食した時の、心地の悪さがお腹の中で起こっているから。
そういう意味では、本当は、フルーツたっぷりのショートケーキや、クリームを使ったタルトはあまり薦められなかったりして、私は実はちょっと悲しい笑です。
以前、blogにも書きましたが、ヨーグルトを食べるなら、時間帯と食べ方に工夫をしてくださいね。
blog記事はこちら
↓↓↓
https://yogaspace-turiya.info/2022/07/04/yogurtnotabekataintaitlenatsunosyokuyoujou/
特に、日本人は、牛乳や乳製品を消化する酵素の働きが低い方も多いので、「カラダに良いと言われているから」よりも、体質やご自分のカラダと相談しながら、摂っていきましょう。
・野菜だけで大丈夫?他に何を食べてますか
穀類、豆類や大豆加工品、スパイス、きのこ類、海藻類を食べています。
昨年から、スパイスを使ったインドカレーを作るようになったので、野菜メインで肉や魚類無し、大豆加工品も無しな食事が、また増えてきています。
また、穀類といえば、玄米ですか?と訊かれますが、普通に炊いた玄米は、私の体質では乾燥を促し過ぎる可能性があるので、実は控えた方がいいもの。
というわけで、酵素玄米にして摂っています。
そして、白米だけでは、精製されすぎているので、胚芽押し麦と半々にして炊いてみたりも。
栄養価がプラスされると同時に、白米だけの時よりも、噛みごたえがあって、しっかりと噛むようになること、そしてこれまた食べた後のカラダが軽いから、そうしています。
これからの季節の栗ご飯やきのこたっぷりな炊き込みご飯などは、白米だけで炊いたりもします。
そうそう、秋にたくさん出回るきのこ類。
恩師からは、たくさん食べなさい!と言われていますが、実はアーユルヴェーダでは薦められていなかったり。
それでも、アーユルヴェーダの知識も豊富な師が伝えるからには、何か理由があってのこと。
きっと私のカラダには必要なんでしょうね。
又、おいしいパンが、比較的手に入りやすい地域に暮らしているので、小麦粉も摂ります。
趣味の一つ、おやつ作りも、米粉を取り入れつつ、まだまだ小麦粉もよく使っています。
いろいろな食物に恵まれた社会に生きているので、カラダと相談しながら、こころに無理をさせないように、より良い選択だけを心がける感じです。
そんなスタンスで、いろんなことにおいて、私の食生活では「ねばならない」が比較的少ないかもしれないですね。
知識、情報、頭が言うことよりも、必要なことは自分のカラダが一番よく知っていて、それを知らせてくれます。
消化の具合を通して、カラダだけでなく、こころの状態も知らせてくれる。
そして、本当に私たちのカラダは取り入れてたものでできているのですね。
誰かのカラダではなく、私に貸し出されているカラダ。
この世界を体験し、楽しむための、一番のパートナーであるカラダ。
どうか、ご自分のカラダを信じてあげてくださいね。
そして、よくよく声を掬い上げて耳を傾けていきましょう。
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