こころゆるめる日々のヨーガ〜呼吸のこと その2〜自律神経の話

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呼吸の話の前に、今日は呼吸とも関わりの深い自律神経のお話をしましょう。

「自律神経の乱れ」「自律神経を整える」など、耳にする機会も多いし、健康に過ごすために大事って感じてる方も多いと思います。

でも、そもそも自律神経って、知ってるようでよくわからない・・・という方もいらっしゃるかも?

なので、どんなもので、何をしてるの?を、ざっくりとお話ししますね。

⒈自律神経とは?

神経は、「中枢神経」と「末梢神経」に分けられます。

この全身に張り巡らされている末梢神経の中で、意思に関係なく刺激に反応して、カラダの機能を調整してくれているのが「自律神経」です。

私たちのカラダ・いのちを維持するために、自律神経は心拍や呼吸、消化、排泄、体温調節など、私たちが意識したり考えることなく、自動的に働いてくれています。

そう、自律神経って、すごいんです。

そして、とても大切なシステムなんですね。

このシステムは、主に交感神経と副交感神経という2つの相互補完的に働くシステムに分けられます。

耳にすることもあるかもしれない「自律神経失調症」という症状も、この2つの自律神経システムが、ストレスによってバランスを崩し、正常に機能しないことによって起こる様々な症状の総称です。

⒉交感神経ってなに?

自律神経の主なシステムの一つである交感神経。

一般には「闘争・逃走神経」とも言われます。

自然と共に生きていた生物が、獣や危険から自分の身を守るために、発達させてきた神経。

この神経システムがスイッチオン&優位になると・・・

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危険を察知するために、瞳孔が広がる。

カラダを動かして活動するために、酸素をカラダに取り込もうとして、呼吸が速くなる。

素早く反応して、対処するために、心臓が働きを加速して心拍・血圧が上昇し、筋肉へ血液が送られる。

と同時に、すぐに反応できるよう筋肉が緊張・収縮する。

一方で、消化や免疫機能、生殖機能など、緊急時に急を要さない身体機能は保留されます。

何かに不安や恐れを感じたり、心配し続けたり、追い立てられるように感じたりといったストレス状態が続くと、それはずっと戦闘モードが続いている状態。

だから、交感神経が興奮し続けて、ずっとアラームを鳴らし続けているために、呼吸が浅くなったり、カラダが緊張し続けて肩や首周り、背中が凝ったり、消化活動が後回しにされて、便秘になったりするのです。

だって、草食動物のように、座ったり寝転んで、ゆっくり消化してたら、襲われちゃうんですもの。

とはいえ、この交感神経は、わたしたちが活動するときに主に働いてくれる大切なシステムでもあり、この交感神経が適切に機能するから、わたしたちは仕事をしたり、遊びに行ったり、楽しく毎日を過ごすことができるんですね。

⒊副交感神経ってなに?

もう一つの自律神経の主なシステムの一つが、副交感神経。

一般的に「リラクゼーション反応」をもたらしてくれる神経システムです。

そう、睡眠時やリラックスしているときにスイッチオン&優位になる神経。

この神経システムが優位に働き始めると・・・

瞳孔が縮小して、呼吸は穏やかに、ゆったりに。

心拍数・血圧が下がり、筋肉も弛んでいきます。

内臓へ血液が送られ、消化活動が始まり、排泄機能や生殖機能、免疫システムが働き始めます。

休息して、カラダやこころを再生できるようにしてくれるのです。

だから、便秘を解消したければ・・・薬剤に頼るより、リラックスが一番って思いますよ。

さて、こうして見てきたように、自律神経には2つの主なシステムがあり、活動的な日中には車のアクセルのような交感神経、リラックスしたりお休みして、わたしたちの心身を回復させるために、活動をスローダウンして、ブレーキのような働きをしてくれる副交感神経が、24時間わたしたちのいのちを営んでいるのです。

どちらがより有効という話ではなく、どちらもが大切。
バランスよく、必要なときに適切にスイッチをオンにしたいですね。

⒋自律神経と呼吸のはなし

さて、自律神経の2つの主なシステムを見てきましたが、最初にお話ししたように、自律神経は意思に関係なく生命維持活動を行なってくれているので、意識的に操作することはできません。

唯一、わたしたちが自律神経にアクセスできる手段が「呼吸」。

そして、ヨーガでは、「呼吸」はカラダとこころをつなぐと言われています。

約束の時間に遅れそうで、焦っているとき、走っているときは、交感神経が優位に働いているので、呼吸は浅く、早くなります。

そのまま電車に乗って、急ブレーキなどで隣の人が寄りかかってきたら・・・イラっとしちゃうかも?

大切なミーティングに遅れそうになって、ドキドキしてるから、エレベーターのスピードにイラッとしちゃって

挙句、話だしたら、やけに早口で、なんだか言葉が上滑りしちゃってるかも?

あぁなんだかカラダは緊張するし、息が上がってるし、心臓バクバク・・・こころも落ち着かない・・・

でも、そんな時に、ひと息、ため息をついて、楽に息を吸ったとしたら?

想像するだけで、肩のこわばりが弛んで、ストンと気持ちが落ち着きそうですよね。

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そう、呼吸というカラダの動きを一つしてみたら、こころもスローダウンしてますよね。

これは、息を吐くことで、前回ため息のお話をしたように、横隔膜が弛んで、副交感神経のスイッチがオンになったからなんです。

副交感神経は、横隔膜にある3つの穴の一つを通っているため、息を吐いて、横隔膜を動かして、副交感神経に働きかけることができるんですね。

24時間動き続ける便利なわたしたちの生活は、一方で24時間刺激を受け続け、それに反応するよう動き続けています。
例えばスマートフォンなどの電子機器。
いつでも世界と繋がって、リアルタイムで更新されて楽しいけれど、ずっと付き合ってると、交感神経が優位な状態〜ずっとアクセルを踏み続け、走り続けている状態になります。

楽しいドライブでも、時にはガソリンを入れたり、心身をリフレッシュさせてくれる自然の中でのハイキングでも、スナックでエネルギーを補給したり、カラダを回復させるために休憩をしますよね?

わたしたちの心身も同じように、交感神経のスイッチを入れっぱなし、ずっとアクセルを踏み続けたら、消耗するばかり。
1日の終わりには、副交感神経のスイッチをオンにして、活動をスローダウン。
ストレスから解放されて、エネルギーを補給したり、回復したり・・・
新しい1日を楽しむために、お休みをすることは、活動することと同じくらい、とても大切です。

そのために、お布団やベッドの中で穏やかなヨーガのポーズや、積極的なおやすみヨーガ〜リストラティブヨガのポーズを1つ2つしてみたり、
呼吸をしていることに意識を向けてみたり、誘導瞑想のヨーガにドラで、あたまやこころをスローダウンして労ったり。

ヨーガには、副交感神経を優位にする知恵が、たくさんあります。
ぜひ、わたしらしい、楽しく望みや夢を叶えていく日々を重ねていけるよう、エネルギーを補給して心身を回復する上質な眠りやお休みのために、ヨーガを日常に取り入れてみてくださいね。

今日は、呼吸にも、とても大切な役割を担っている自律神経のはなしをしました。

次回からの呼吸のお話は、カラダのことや日々の生活に取り入れやすい呼吸法などをお伝えできたらなと思っています。

わたしたちのいのちを紡いでいる「呼吸」。

毎日の生活の中で、ご自分の呼吸を感じる時間を、少しでも持ってもらえたら嬉しいです。

参考資料:「サイエンス・オブ・ヨガ」アン・スワンソン著 西東社

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      厚生労働省 e-ヘルスネット 

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