あたまにもおやすみを・・・のリストラティブヨガ
春が進む中、新しい環境や日常に馴染んできた頃ですね。
新緑の美しい季節、日々を楽しめていますか?
日常生活に慣れてくると、頭は退屈し始めて、新しい刺激を求め始めます。
毎日毎日、同じご飯を食べることに飽きてくるように
わたしたちのこころとあたまは、ルーティーンが好きなようでいて
そこに満足することが苦手なんですね。
新しいこと、モノを探す、刺激を求めることは、未知のものと出逢うこと。
未知のものは、体験したことがないので、ワクワクした楽しさ、期待や不安をもたらします。
そして、わたしたちは不安を感じると、まだ体験したことがないはずなのに
今までの記憶や体験、どこかで見聞きした情報をしまってある記憶という倉庫の中を彷徨います。
そう、あたまはあらゆる危険や困難を回避しようと、忙しく働き始めるのです。
あたまが働いてくれることは、わたしたちの生活にとって、とても大切なこと。
でも、働きすぎて、混乱したり、疲れたりするのは避けたいですよね。
なんだか頭が重い・・・痛くなる予感がする・・・
そんな時は、働きもののあたまにお休みをあげましょう。
今回ご紹介するのは、おうちの椅子やソファの座面に脚を乗せるリストラティブヨガのポーズ。
あたまの中のスピードをゆるめ、スローダウンさせてくれるポーズです。
用意するものは、椅子かソファ(以下、椅子とご案内します)
あればブランケットやタオルケットを数枚、アイピロー
それでは、ポーズの準備をしましょう。
1.椅子をカラダの前に置き、床の硬さが気になるようであれば、背中の下にブランケットなどを敷きましょう。
2.肘をついてカラダを仰向けにし、ふくらはぎを椅子の座面に預けます。
膝と股関節は曲げています。
座面の端に膝裏があたるので、角ばっているようなら、座面の縁を覆うように、ブランケットやタオルケットを被せてあげてくださいね。
椅子の高さと脚の長さが合わなくて、違和感を感じるようであれば、カラダの下に、ブランケットをさらに何枚か重ねて、椅子と上半身の高さを調節しましょう。
後頭部の下にも、よければブランケットを差し入れます。
この時、肩側の縁を少し巻いて、首の下と床の隙間を埋めて、首を楽にしてあげてもいいですね。
また、顎を鎖骨の間に向けるようにして、後頭部をしっかりと床で支えられているよう調整してください。
3.心地よいポーズができたら、足元やお腹を始め、カラダをブランケットなどで覆って、温かくしましょう。
両腕は、脇の下に軽く卵1個分くらいのスペースを空けて、カラダの横に置いて緩めたり、
お腹や胸に手を添えて、その温かさを感じながらくつろいでもいいですね。
瞼を閉じることに抵抗がなければ、柔らかく瞼を閉じたり、アイピローで目元を覆ったり、眼や目の周りの筋肉もお休みをさせてあげましょう。
最長20分間の中で、ここちよく感じられる時間、ポーズを続けてみてください。
4.ポーズを保っている間は、呼吸を感じてみましょう。
深く、長い呼吸へと、変える必要はありません。
ポーズの中で安らいでいくうちに、自然と呼吸は緩やかに、なめらかに流れ始めます。
だから、安心して、カラダの内側から出ていく温かい吐く息、外側からカラダの内側へ落ちていく吸う息を、ただ楽しんでみましょう。
5.ポーズから戻る時は、数回、自然な呼吸を繰り返して、手の指や足の指をモゾモゾと動かしながら、カラダの感覚を取り戻します。
それから、膝を胸の方に近づけてから、ゆっくりと横向きに寝返りをうち、カラダが起きる準備ができたなと感じてから、ゆっくりと時間をかけて、上になってる腕をカラダの前の床に下ろして、掌で床を押して起き上がりましょう。
さぁ、あたまがスッキリ、クリアな感覚や
こころが鎮まって、軽やかな状態を楽しんで、素敵な時間を過ごしてくださいね。
芦屋のヨガスタジオでは、リストラティブヨガのレッスンを定期開催しています。
仕事帰りに、ご飯の用意が一段落した後に、ほっとひといきお休みするヨガの時間を過ごしてくださいね。